ただの相談役 気まぐれブログ
あなたのための家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日の11月30日が
ユーリン・ホームの社長として
最後の日だった。
チヒロが
セッティングをしてくれて
季菜里(きなり)で私たち夫婦と
チヒロたち夫婦の4人で
昼食を食べた。
むかし流行った運動部の
『追いコン』
といったところだろう。
食事後
季菜里の隣の鳥周(とりしゅう)で
私と奥さんは串などを買い
夕餉の酒の肴(さかな)にした。
けっこう塩味が口に合った。
新居にチヒロが
紫のコチョウランを
持って来てくれた。
英さんと清水さんがくれた
事務所の新築の祝い花だった。
花が終わったら
このコチョウランでハンギングを
作ってみようと考えた。
鳥周とコチョウランとで
荘子の『胡蝶の夢』に
思いが至った。
むかし荘周は夢で胡蝶となる
挧挧然として胡蝶なり
自ら楽しみ志に適えるかな
周なることを知らざるなり
俄然として覚むれば
則ち遽遽然として周なり
知らず周の夢に胡蝶となれるか
胡蝶の夢に周なれるか
周と胡蝶とは則ち必ず分有らん
此を之れ物化という
挧挧然=くくぜん
自由で楽しく気持ちの良いさま
遽遽然=きょきょぜん
にわかであわてるさま
物化=ぶっか
本質的には一つであり
物がさまざまに変化すること
『胡蝶の夢』とは
自分も蝶も
変化のうちの一つに過ぎず
本来は区別などはない
ということだ。
思い返せば
考えても見ないことに
57歳で建築会社を興し
娘を据えるつもりだったのが
自らが社長となり
今また71歳にして
ただの相談役となる。
ある意味ではこれも
『胡蝶の夢』か‥‥。
社長ブログはこれでお終いになる。
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明日からはそうなる予定だ。