ただの相談役 気まぐれブログ

阿修羅(ASHURA)
202202.08

大切で大事な家の診療所
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

「現代人の人生は
仮退院のようなものだ」

先日
養老孟司さんがおっしゃっていた。

病院で産まれて病院で死ぬ
殆どの現代人の人生は
病院で始まり病院で終わるのだ。

ならば 
『人生は仮退院だ』という
養老さんらしい諧謔だと思う。

しかし それを聞いて
『オレは母親の実家で 
家で産婆さんの手で
取り上げてもらった』と
嬉しかった。

人として生きてきたような
人生を歩んできたような
奇妙な安堵感を覚えたのだ。

人生といえば
私を『成功者』と
とらえてくれている人も
多少はいるようだ。

「どうしたら成功しますか?」

起業を模索している知人に
尋ねられたことがある。

思ったこともなかったから
即答できなかった。

「初めから成功すると
考えていたのですか?」

会社を作った時には
「成功すればいいな」
という願望はあったが
「成功する」
という確信はなかった。

「修羅場はみたいなものは
ありましたか?」

『修羅場?」と考えて
阿修羅という梵字の語源に
思い至った。

阿修羅修羅に切ると
A(非) SHURA(天) は天に非ずで
地獄になるという。

阿修羅阿修に切ると
ASHU(生命)RA(与える) で文字通り
再生への希望になるという。

相矛盾する説があるのだ。

「オレの場合は
チヒロがおったからなぁ
アイツはいつも明るかった‥‥
修羅場があっても
カリカリしているのは
オレだけやったからな‥‥
何とかなるやろと
希望を持ってたら
上手いこといくんと
違うかなぁ」

考え方ひとつなのだ。

そんな風な返事をしておいた。

昨日 チヒロが昼食に
大きなハンバーガーを
差し入れてくれた。

「大きければ良い
というものではない」
と好く分かった。

だが‥‥有難う。

昨日は
柿の実をついばみに
十数羽のメジロが
集まってきていた。

ワンカットの写真でも
7羽のメジロが写り込んでいる。

メジロという鳥は
いつもはどこで
暮らしているのだろうか。

フト考えた。

執筆者:中井勝人
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