ただの相談役 気まぐれブログ
1から10まで相談住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
今 午前3時。
趣味部屋で板付けのビカクシダに囲まれて
独り祝杯をあげている。
次女に男児が誕生した。
長女・次女・長男
それぞれが良き伴侶を得た。
長女には二人の男児の孫がいる。
長男には私と同じ寅年の女児がいる。
次女は婿と巡り合ったのが遅かった。
善き婿だと感謝はしていたが
次女が高齢なので孫までは
望むべくもないと考えていた。
次女が婿と結ばれて
独り身で晩年を
過ごさなくても好くなっただけでも
親としては望外の喜びだった。
それが男児までもうけてくれた。
これほど有り難く嬉しいことは無い。
この世をば
わが世ととぞ思ふ望月の
欠けたることもなしと思へば
道長のような野望も持ち合わせぬ我が人生なれど
今の私は満ち足りている。
悪態をつきながら寄り添ってくれる妻がいる。
三人の子供たちと伴侶は
事あるごとに私の元に集まってくれる。
子供たちには家庭を守る家と
家族を養っていける収入もある。
そして
それぞれに孫をさずかった。
私は圭角の多い性格だ。
嫌なことは我慢せず
職を転々と変え
気随気儘に歳を重ねてきた。
妻や子供たちやその連れ合いは
七十三歳にしてボケ始めたそんな私を
夫よ‥‥父よ‥‥お義父さんよと
傷付けない程度には敬ってくれる。
先日
岡山に住まうようになって以来の私の
全てを知っている某氏が感嘆してつぶやいた。
「ナカイさん‥‥
あんだけのことをしてきてよ‥‥
無茶ばっかりで好きなことをしてきて
家族に許されてるんやから‥‥ええ人生やなぁ~」
花から花へと‥‥花から花へと‥‥
我が人生‥‥これ胡蝶の夢か。