ただの相談役　気まぐれブログ

一棟一棟　手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

シダの路地裏庵の水槽に
突っ込んだウイリンキーの
水切りをしている時だった。

携帯電話が鳴り
濡れた手を拭うものがなかった。

ズボンの尻で手を拭いて電話に出ると
矢掛のO川さんからだった。

「今日の午後は家に居られますか?
お暇ですか‥‥?」

「居ますよ‥‥」

「『ハル』に4時に予約してるんですけど
今から行ってもいいですか‥‥？」

「是非‥‥是非‥‥」

水切りをしていたウイリンキーは
偶然にもO川さんに頂いたビカクシダだった。

思わず知らず言葉が弾んだ。

午後2時前のことだった。

それから4時前までビカク談義に花を咲かせた。

私はこの冬のリドレーの失敗談を話し
O川さんはリドレーの経験談を語ってくれた。

東南アジアのビカクシダの中でも
リドレーやコロナリウムは
特に高温多湿を好む。

水遣りの頻度が難しいそうな。

私の失敗は
冬場に20度前後の室内で越冬させながら
他のビカクシダ並にしか
水を遣らなかったことらしい。

足の靱帯を傷め
もう乗らないからと
車を置いて帰るチハヤを
2時半に奥さんが自分の車で
児島まで送り帰宅してきても
O川さんとのビカク談義は
尽きていなかった。

「そろそろ散髪の時間だから‥‥」

O川さんが車を出すまで
アッという間に過ぎた一刻だった。

昨日　5月1日から
私が乗ることになる段取りだった
スズキのラパンを受け取った。

私は５年間で
15000キロも走っていなかった
マツダのアテンザを
4月の10日に手放していた。

遠出することもなく
夜間運転することもなく
近所周りで使うためなら
小さな車で好い。

アテンザを下取りに出し
軽自動車を買うつもりでいた。

チハヤがラパンをくれてもいいと言う。

すぐにその話に乗った。

これからは
可愛い爺さんになる予定だ。