ただの相談役　気まぐれブログ

一棟一棟手　仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

今日から7月だ。

7月の『禅語こよみ』

十六羅観図〔右幅・部分〕
蘭渓筆　江戸時代(十七~十八世紀)

十方の羅漢僧に供養す
(『伝灯録』巻六・馬祖章等)

こいねがう　今こそ使え　威神力

クーラーの風力を最大にしたら
デスクの前の棚の上から
ハラリヒラリと紙が落ちてきた。

7月になったことを寿ぐように
髪の表に御礼と書かれてあった。

　株式会社　ユーリン・ホーム
　　片岡　大悟様　千尋様
　初めてお会いした日からちょうど
一年と九日、無事この日を迎えられる
ことを大変嬉しく思います。
　思い返せば、予算が限られている
のにやりたいことは溢れるほどあり
次から次へと施工されたことのない
初めての案件を持って来て、打ち合わ
せは子供が賑やかで話が進まず毎回
長引き、優柔不断でいつも「考えても
いいですか」と即決できず、夫婦の
意見は正反対で険悪なムードになり
(笑)それはそれは手の掛かる施主
だったと思います。
　ですが大悟さん、千尋さんを初め、
赤井さん、伊月さん、業者の皆様,メー
カーの皆様数多くの方々のお陰で、機
能性、デザイン性、清潔性、コスト
パフォーマンス、今の私達ができる
最良の選択、そして満足度の高い家と
なりました。本当に有難うございま
した。
　特にお二人には最初から最後まで
迷惑掛けっぱなしでしたね。リフォ
ームと新築でコロコロ意見を変える
ところからスタートし、いろいろな
問い合わせは百回を超え、見積りも
打ち合わせ回数も良くも悪くもダン
トツ。床材を自分で購入・納入し
一枚足りないというおそらく後にも
先にもそんな施主支給をする人は
現れないと思います(笑)全てに対し
て細か過ぎるこだわりばかりで、
仕事は増えるのに利益は増えずきっと
投げ出したい時もあったと思います。
それでも「いいですよ」「大丈夫で
すよ」「確認しますね」と頭ごなしに
出来ませんなんて言われたことは一度
も無く、出会った時から、契約前、
契約後、棟上げ、引き渡しまでずーっと
変わらず誠実で一生懸命向き合ってく
れました。その人柄に幾度となく助け
られまた背中を押してもらい、大悟
さんと千尋さんとだから最後まで悔い
なく頑張れました。そして大変だった
けれど一緒に過ごす時間はすごく楽し
くて大好きな時間でした。
　明日からは移り行く田園風景を眺め
ながら、子供達の成長と家族の思い出
を刻んでいければと思います。今生の
別れみたいな手紙になってしまいまし
たが(笑)本当に本当に有難うございま
した。
　　　　　　　　令和四年九月十七日