ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日
沖垣先生からの手紙を
どこに置いたのか忘れて
1階のLDKと2階の趣味部屋を
何度も何度も行き来していた。
「何しよん?」
堪え切れなくなった奥さんが
尋ねてきた。
「沖垣先生の手紙を
探しとるんじゃ」
「ワタシは知らんよ‥‥
お父さんのもんは
一切触らんことに
してるんじゃから」
『そんなことは判っているから
お母さんには聞いとらんやろが』
腹の中でそう反発しながら
なおも探し続けた。
「プレハブ小屋にあるんじゃないの」
見かねた奥さんがポツリと漏らした。
『まさか』と思いながら
小屋を覗くと有った。
そんなことが今まで
度々起こっていた。
私は私の探し物を
奥さんがわざわざ
『持って行って置いた』
とは思ってもいない。
ただ‥‥
鼻の頭をピクピクと動かして
物を移動させているのではないか。
『奥様は魔女』ではないかと
疑っている。
『お前たちは‥‥
知ってるんじゃないの?』
昨日
チヒロがシホンケーキを
持って来てくれた。
その時
『飛竜のS吹君が
小父さんにもって
くれましたよ』と
ベトコンラーメンの
お裾分けをしてくれた。
S 吹君‥‥いつも有難う。
チヒロの中学の同級生たちは
みんな良い社会人になっている。