ただの相談役　気まぐれブログ

一棟一棟手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日は二人の娘の婿たちが
それぞれ飲み会だったそうな。

『餃子パーティ―をするから来て‥‥』

私もチヒロの家に招かれた。

うちの奧さんは
餃子作りに誘われるので
主宰者側。

こんな時に
昭和の男は役立たずだ。

それでも娘たちや孫たちと
一緒の夕食は楽しかった。

グビグビと焼酎のロックを飲んだ。

飲みたそうに近付いてくるカズトの
唇を焼酎ロックで湿らせてやった。

カズトを抱き上げた。

膝に抱かれたカズトが
何度も何度も
私の頬や頭を叩いてきた。

私も叩き返した。

カズトが私から離れ
睨みつけてきた。

「大人を叩くもんやないぞ!!!」

「やめて‥‥」

娘のチヒロの制止も聞かず
立ち上がった私は
カズトの頬を平手で張り倒した。

小さなカズトはふっ飛んで
ＬDKの引き戸にぶつかった。

カズトはすぐに起き上がった。

チヒロの胸に顔をうずめて
泣きじゃくった。

私の大人気無い仕儀であった。

以前からカズトの
いささか暴力的な振る舞いが
目に付いていた。

父親の足にかぶりついたり
兄を叩いたり引っ掻いたり。

機会があれば
『懲らしめなければ‥‥』
と思っていた。

それにしても　カズトの
向こう意気の強さと
腹の座り具合は大したものだ。

私には無い性格だ。

どのような若者になるのだろうか。

見守り続けたいものだが‥‥。

今年の年賀はがきの当選切手は
干支の意匠ではなかった。

なんか物足りない。