ただの相談役 気まぐれブログ
孫と奥さん
202404.17
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
孫のヒロトからのハガキが届いた。
ボクがかく
いじっぱりなる
おれいじょう
さくらはなさく
しんいちねんせい
昨日の朝食後
奥さんに手伝ってもらって
リドレイ以外のビカクと
他のシダ類を戸外に出した。
ビカクのハンギングは
ちょうど九十九枚だった。
『百年(ももとせ)に
一せ足らぬ つくもがみ
我を恋ふらし おもかげに見ゆ』
九十九はツグモモ(次百)でツクモ。
つくもがみ(九十九髪)とは
老女の白(百-九十九=白)髪のこと。
私がリビングから路地裏を見ながら
独言(ひとりご)ちた。
「今晩‥‥雨が降るんやろか?」
「そんなことは知らんよ‥‥
お天気お姉さんじゃぁ~
ないんじゃもん」
六十九歳のつくもがみの
妻の面影を見て思った。
『確かにお姉さんじゃぁ‥‥
無いわなぁ~』
執筆者:中井勝人