ただの相談役 気まぐれブログ

五体堂と移ろいゆく雨
202408.10

一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日は三週間に一度の
五体堂での施術の日だった。

奥さんと
柳井原まで行ってきた。

私が身も心もほぐされて
奥さんの施術を見ていると
雷鳴が響き雷光が走った。

「待望の雨が
降るかもしれませんね」

そんなことを話していたら
帰り際になって
雨脚の強い雨が降り始めた。

『遣らずの雨』

帰ろうとする人を
引き留めるかのように
降ってくる雨のことを言う。

高梁川の土手道を
車で走っていると
雨脚は前が見えぬほど
強くなってきた。

『土砂降り』

大粒の雨がザアザアと
降ることを言う。

『土砂』は当て字で
擬態語の『ドサッ』に『降る』を
組み合わせた言葉だ。

雨の状態は
2号線バイパスに乗っても
そのまま変わらなかった。

奥さんは開けっ放しの窓と
戸外に出している洗濯物を
しきりに心配していた。

ところが加須山の信号で
右折しようと待っ頃には
雨の様子が違ってきた。

『日照雨(そばえ)』

雨はかぼそくなってきて
降ってはいても
日が差してきたのだ。

『狐の嫁入り』
とも呼ばれる雨に
変わったのだ。

茶屋町に近づくと
道路に濡れた跡が
無くなってきた。

家の駐車場に入ると
植木や花は濡れているのに
地面は全く干上がっていた。

『涙雨』

茶屋町界隈に降った雨は
泣いた涙の粒のように
ほんの少し降る雨
だったようだ。

開け放たれた窓の桟(さん)の
濡れ具合を確かめた後で
安心をしてLDKに入っていった。

食器棚の天板の上に置いた
飼育ケースに集(すだ)く鈴虫が
鳴いていた。

『虫時雨』

涙雨止みにし後の虫時雨

執筆者:中井勝人
アーカイブarchive

お問い合わせ

土地探し相談も受付中!

電話でお問い合わせ

086-429-1255

受付時間 9:00~18:00

WEBでお問い合わせ

シダのある暮らし
来場予約 資料請求・お問い合わせ
来場予約
資料請求・お問い合わせ