ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日は
頭が枕から離れない一日だった。
ひねもすのたりのたりと眠り
大汗をかいて目を覚まし
上半身のシャツとパジャマを脱ぎ
タオルの乾布摩擦で汗を拭き取り
下着とパジャマを着替えてから
ベットに倒れ込む。
そんなことを繰り返した。
夕方に目覚めた時には
キャメルのキングサイズの
敷き毛布までぐっしょりと
濡れていた。
私が夕方 汚れものを持って
LDK に降りていくと
奥さんは入れ替わりに
寝室に行き
ベットの毛布を引き剥がした。
毛布を洗濯機に掛け
洗い上がった毛布を
コインランドリーに持って行き
私が夕食を食べている間に
ベットに敷いてくれていた。
![](https://www.yu-rin-home.com/cms/wp-content/uploads/2024/12/241215betti.jpg)
「ありがとうな‥‥
お母さん‥‥優しいなぁ~」
食卓の私の隣に落ち着き
ビールを飲み始めた奥さんに
お礼を言いながら 私は
肩を抱き寄せようとした。
「甘えなっ‼‼‼‼」
奥さんは私の手を払いのけた。
「甘やかしてくれる人がいたら
いつでもそこへ行ったらええんよ」
「そんな人がおるもんかいな‥‥
居るんはお母さんだけじゃが
そんな人がおったら‥‥
罰が当たってしまうわ」
君をおきて
あだし心を
わがもたば
末の松山 波も越へなむ
このような成り行きを予測して
奥さんにメモ紙を手渡した。
「何よ‼‼‼‼」
「お前に一途やぞって書いた
感謝に気持ちじゃが‥‥」
「気色わる‥‥止めてくれる」
奥さんはメモ紙に
目を落としもせず
丸めて屑籠に捨てた。
昭和男の浪漫主義を
判ってくれない妻であった。