ただの相談役 気まぐれブログ
手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。
私は毎朝 LDK に入ると一番に
茶香炉をくすべる。
「お母さん‥‥このお茶っ葉
焚いたら香っとるか‥‥?」
「知らんよ‥‥
そんなお茶を買うからじゃが‥‥
袋の絵をよく見て買わにゃぁ~」
「どんな絵のお茶を買や~
匂うんかのう?」
「そんなんは焚いてみな
分らんじゃろう‥‥
眼がかすむんじゃから‥‥
バッカじゃない‥‥」
『?????』
夕食は私のリクエストで
ビーフシチューを作ってくれた。
テレビでは大相撲を流していた。
「アリガトネッ‥‥」
シチューに手を付けようとすると
奥さんが憮然とした表情でこぼした。
「昨日負けて‥‥
『大関』が今場所も休場したんよ」
「えッ‥‥『琴桜』が‥‥」
「何を言いいよん‥‥
『琴桜』は『大関』じゃが‥‥
『照ノ富士』が今日から休場‥‥」
「『照ノ富士』は『横綱』やが」
「そうじゃ‥‥
じゃから『横綱』って言ったが‥‥
よお聞かれえよ‥‥
耳が遠いんじゃから‥‥」
『?????』
歳を経た 妻 理不尽に 小言言い
『くらちゅう癒しのコンサート』で
お嬢さんがピアノ演奏をなさると
S 山多美子さんから
チヒロがお葉書をいただいた。
2/6 午後一時より
倉敷中央病院にて娘が
ピアノコンサートをいたします。
チヒロが四十の手習いで
ピアノを習い始めたことを知り
親切なご案内だった。
お父上様は博識でいらして
誠に味のあるお方ですね。
ファンの一人です。
葉書には思わず知らず
ニターとしてしまう一言も
添えて下さっていた。
私の知り合いの女性たちは
聡明で利発な方たちばかりだが
皆さんがチヒロを
可愛がってくださる。
ありがたいことでだ。
「いただき物のお裾分け‥‥」
チヒロがケーキと珈琲豆を
持って来てくれた。
「ちょうどコーヒーを
買わにゃいけんなって
考えてたとこじゃったわ」
奥さんが喜んでいた。
『願えば叶う』
ありがたい話だ。