ただの相談役 気まぐれブログ
手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。
昨日は『節分』だった。
関西では昔から『節分』には
『恵方巻』という太巻きの
海苔巻きを『丸かぶり』する習慣がある。
『丸かぶり』は古くから
花柳界でもてはやされていた。
それを知った大阪の老舗寿司
『本福寿司』が中心になって
商売に結び付けたそうな。
今では全国区になっただろうか。
岡山では完全に定着している。
私と奥さんはここ1年ばかり
毎朝『お茶とお水とミルク』を
お仏壇にお供えをして
ご先祖供養をしている。
昨日は
線香立ての灰が硬く固まり
建てようとした線香を1本
折る羽目になった。
ご供養の後で灰をなるそうとして
延ばした腕で経机を押してしまった。
机の引き出しの中から
コトリと小さな音がした。
経机の小棚を引くと
底に7㎝ばかりの長さの
薄汚れた柘植の印鑑が
落ちていた。
濡れタオルで汚れを落とし
蓋を取って印鑑を押すと
『中井喜三郎印』だった。
私が工務店を起ち上げる切っ掛けと
資金を残してくれた祖父だった。
『おじいちゃんの実印だ』
嬉しくなった。
『まだボケるのは早いぞ』
叱られたような気持にもなった。
『鉄樹花開 二月春』
「お父さんから貰った葉書の中に
お父さんだけの物がありましたよ」
チヒロが持ってきたのは
丸文字の絵葉書だった。
『勝人さん出会いをありがとう』
『中井さんの夢叶います』
何時誰に頂いた葉書かは忘れたが
ありがとうございます。
北隣の借家にお住まいになる方が
引っ越しのご挨拶に来て下さった。
宜しくお願いいたします。