現場日記
業界で飯を食うという事とは
201304.05
こんばんは、片岡大です。
今回初めてプランニングというものを
しました。 数日前から諸々の仕事の合間に
手を付け、頭の隅にあった構想を昨日の午後から
今日の午前中にかけて方眼紙にまとめあげました。
一回目の打合せの時に出来る事か否かは別として
こういう家に住みたいというご要望を施主様に吐き出して
頂き、その項目を基に限られた敷地で建物のボリュームを
決めて、これだけは外せれないという間の取り方や設備等を
図面に起こしていきました。
なかなかの頭脳労働でありました。
やっとこ書いた図面とお客さんのご要望を書いた紙を
社長と千女史に見てもらいました。
あの要望は入ってないん? 少しおっきいんじゃないn?
希望金額大丈夫なん? ・・・うおおお
入りきらない要望があったのは元々に無理があったのか
はたまた自分の力量不足なのか、ともあれもう一度
変更を 加えてとりあえずのたたき台でもある第一プランを
この土日には施主様にお見せしたいところ・・・
しかしまあ社長とお客さんがプランしているのを
横で見ているとよくあんだけ間取りが、ストンストン
決まっていくなぁと思います。
書いた図面の枚数と年の功なのでしょうか?
自分も早く還暦にならねば… 違うな
二級建築士の試験の時も沢山図面を書いたけど
あの時はいうなれば試験に勝つための図面で(とはいうものの
出された条件で時間内で仕上げるのはそれはそれで大変でしたが・・・)
今回は実際に住む人が居り、まして何十年もローンを払っていく代物
落第するわけにはいきません
ともあれ、昔の棟梁は
お客さんの持っている山に材料の切り出しに行き木挽きと呼ばれる
人たちに原木を柱、梁、敷居鴨居、野地板、下地材等、指示して挽き割らせて
敷地の配置、間取り等のプランをし墨を付け刻んで家を造っていったそうです。
自分も大工を目指した者の端くれとして今の時代
これ程励みになることはありません。
前の時代を生きた人たちに恥じない様な
仕事をしていきたいと思います。
ちょっと書くつもりが凄く長くなってしまいました。
しかもオチがかっこええし・・・
明日から新しい気持ちで再挑戦です。
執筆者:片岡大悟