現場日記
ベランダの話
201308.31
こんばんは 片岡 大です
連島のK様邸
今日はベランダです
ベランダの水勾配は1/50の以上という
決まりがあり、FRP防水の立ち上がりは
250ミリ以上必要で、サッシの下は120ミリ
立ち上げの空間を設けなければなりません
垂木の下にガケを打って勾配を調整します
排水のドレンは左の上にとります
左の上に水を流すという事は垂木の流れ方向に
ドレンの位置を0とすると、建物側に45ミリ上がります
次は画面手前から奥へ流す為に、ベランダの一番こっち側は
45ミリ上がった所からさらに約75ミリ上がります
床をよじらせて勾配を取る方法はよく見かけますが、これだと
ベランダの面積が広くなれば成る程建物側の所は高くなります
そうなったら何が厄介なのかと言いますと、部屋からベランダに
出るのにすごく跨がねばならんのです
今のままだと約26センチあり、高さ的にはそんなの
やってらんねーよという位あります
それを解消する為に前側に溝を付けます
これで約75ミリ下がります。
高さ的には階段の蹴上と同じ位になりました。
最後にベランダ下地を貼って完成です
捨て貼りのコンパネと継ぎ目を
ヅラすのは常識中の常識であります
しかし、今日はシートをはぐれば雨が降るの
繰り返しでした
本当は立ち上がりのコンパネまで打ちたかったの
ですが、雨が降るとどうも能率が落ちます
執筆者:片岡大悟