現場日記
片岡 大です
先週土曜日の午後に定期点検にお伺いさせて頂いた
倉敷市 日畑のN様邸
こちらのお宅は建坪約70坪の純和風建築で
既存家屋の解体工事からお世話になりました。
中身は
出書院と本格的な床の間のある
二間続きの和室や、本物のあじろ板を使用した玄関の天井、
さるすべりの変木や屋久杉の天然板を幕板に使った
玄関ホールにある地袋等々、書ききれないほど
こだわりの詰まったお宅です。
写真は
リビングにある化粧の梁丸太です
解体前の建物から使えそうな部材があれば
再利用して欲しいとのご依頼があったので
こちらに構造兼意匠として使わせて頂きました。
その他にも、階段の材料が地松の無垢材で
状態がとても良かったので、踏み板を広縁の縁台に
毛込み板を1階トイレの天井板として
それぞれ、削り直して新たな役割を
担ってもらいました。
点検で各所を巡ると、ここはこんな事があった、
ここはこんな相談をしながら進めていったなあ等と
夢中で向き合っていた当時を思い出しました。
1階の壁のほとんどは漆喰や珪藻土を左官工事で仕上げ
建具は、建具職人による手作りですが
状態はとても良好でした。
N様これからも
末永くよろしくお願いいたします