現場日記

水墨仕上げのカウンター
202111.29

片岡 大です

倉敷市 新築工事 茶屋町 I様邸

調度去年の今頃に

お引き渡しをさせて頂いた

I様邸。

ご主人様は左官業を営んでおられますが、

奥様のご職業は凄腕の理容師さんです。

この度自宅の一部分に

お店をオープンされるに

当たって造作カウンターの

工事を賜りました。

                                                       

写真はそのカウンターです。

大工さんが造った木下地に

ご主人がモルタルと

ジョリパットという仕上げ材で

装飾を施されました。

良いです。とても素敵です。

やはり左官仕事で仕上げられた室内には

同じく左官仕事で仕上げられたカウンターが

よく馴染みます。                                              

天板はモルタル系の材料を塗って

固まる直前まで表面を何度も

磨いて仕上げられています。

文字通り「みがき」と呼ばれる

仕上げパターンです。

                                                       

壁はジョリパットの水墨仕上げです。

2色の材料を使って

水面に墨が流れている様な

デザインを表現しています。

倉敷駅前の再開発ビルの一部分に

この水墨仕上げで塗られている

所がありますが、

そこを実際に施工されたのが

I様ご主人です。

                                                       

因みに、弊社新事務所の

受付カウンターも水墨仕上げです。

県内では、まだまだ珍しい仕上げ方法なので

自慢のカウンターです。

                                                       

肝心なお店の名前は

「ヘアーサロン 美(はる)」といいます。

12月1日オープンです!

こちらの看板が目印です。

因みにこの文字は

ご主人様の仕事上の師匠である

実のお父様による作です。

左官仕事は奥が深いですね。

執筆者:片岡大悟
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