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施工事例

妥協を許さぬ姿に拍手

5月20日(金)午後、倉敷にて。

岡山での現場の打合せ後、
棟梁と断熱屋さんとリフォームの現場へ。

今回、
断熱がされていないため
外と中の温度差でカビがくる押入の断熱と
細々としたリフォームを承りました。

kadowoawasu.JPG
断熱屋さんが断熱の液体を注入して

 

 

 

 

 

 

 

 

kadowoawasu1.JPG

 

大工さんがベニアを上から貼る、
というまぁ簡単な工事だったのですが、

 

パイプがあるところが少しデコボコしていたので
棟梁は何度もベニアを入れたり出したり。

木が20年の湿気と乾燥を繰り返し変形しているので

「ピッタリとはならないかも」と言いつつ
ノコギリで少し削ったり、カンナをかけたり。

それでも写真左下の隅の部分に少し隙間ができていたんです。

私は、部屋の片隅で、ほうきとチリトリを手に待機しながら
(お客様には
 「押入の真ん中の棚が少し下にずれていて、
  まっすぐじゃないから隙間ができるんです」と説明するしかないなぁ)
と思い眺めていました。

すると、
「バールある? 一回バラして上げてみるわ」と棟梁。

そうやってバラして上げた結果が、こちら。 kadowoawasu2.JPG

隙間があったときを撮っておかなかったのを
後悔していますが、

手前にかけて斜めに入っていた隙間が
本当にピッタリとなくなって、

見ていた私は、思わず拍手。

これって、大工さんとしては当たり前のことなの!?

現場監督のくせによく分かりませんが。


妥協を許さない背中を見ながら

適当で段取りの悪い現場監督ですみません。
頑張っていい監督になります、と作業中の棟梁に、
心の中で手を合わせていました。

 

それにしても、気の毒だったのは断熱屋さん。

車を置くスペースがないため、事務所に車を置き
私の軽トラ・ちぃちゃん号で拉致され
ベニアが貼られるまでずっと待ちぼうけ。

「軽トラで事務所に帰ってください」とお伝えしたものの
「気になるから」と待ってくださっていました。

この方もホント、気の良い方。

お2人とも、どうもお疲れ様でした。

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