ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは、「住宅プランナー」のガマです。
朝6時に車で煙草を買いに出かけました。
赤信号で停まると、前の横断歩道のかたわらにたたずむ女性がいました。
身長が軽自動車の車高程もなく、痩せぎすで白髪の、
いかにも非力そうな人でした。
「渡るのだろうか? どうなのかな」
彼女は、手にしたロープを張ってみたり、ゆるめてみたり、
足がそのたびに宙に舞います。
ロープの先には、白いゴールデンレトリバー。
その犬は、どっしりと大きな尻を路上に落として、びくりとも動きません。
信号が緑に変わり、私は右折しようとしました。
すると、犬がおもむろに腰を上げ、車の前を横切ってゆくではありませんか。
後から、引っ張られて続く老婦人。
「そうなんだ」と納得しました。
彼女たちの散歩の主導権は犬がもっている。
犬が散歩をし、老婦人がついて行く。
なんともうるわしい飼い主と愛犬の話ではありませんか。
「牛に引かれて善光寺参り」ではありませんが、どこかのお寺にでも行くのでしょうか。
しかし、犬が帰る気にならなければ、あの老婦人はどうするのでしょうね。
ちょっと心配してしまいました。