ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは、「住宅プランナー」のガマです。
カワハギなのか、ウマズラハギなのか、越前クラゲを食べるのだそうで、
TVニュースになっていました。
海釣に行くと、よく餌をとられたものです。
外道(目的以外の魚)なのですが、
食べるとけっこうおいしいし、
釣れて悪い気はしなかった。
奥さんと所帯を持った頃、
この魚を釣って帰り、
「晩ご飯に食べるから、煮付けにしてや」とわたしたことが
あります。
夕食時、ビールをグビッと飲み、さっそくカワハギの煮付けに
箸をつけ、一口パクリ。
口の中にザラザラとした感触。エッと思って煮付けを見ると
皮がついたまま。
「なんやこれ、皮をとっとらんのか」
「ウロコはなかったもん」
「ウロコっておまえなぁ」
カワハギの皮はサンドペーパーみたいなのです。
ウロコはないけれど、イナバの白ウサギのように皮をすっぽりと
むいてから料理にかかります。
「おまえ、そんなことも知らんの」
「知らん」
「なんでや」
もう奥さんは涙目になっていました。
今だったらどうでしょう。
「おまえ、そんなことも知らんの」
「知らん」
「何でや」
「知らんもんは、知らん。この魚もそんなことは言わんかった。
お父さんも知ってても言わんかった。
食べられないんなら、食べんでいい。猫にやる。ナァ、クーちゃん」
そんなところでしょうか。
カワハギ、思い出深いサカナです。