ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
「ええ~ッ、ほんま、ワタシ、昨日『田辺』さんへ行ったか?」
「ママさん行ったじゃん」
私が食堂へ入っていくと奥さんと母が話をしていました。
「なぁ、お父さん、ママさん昨日『田辺』さんへ行ったがなぁ」
「ああ、『田辺』さんのドアの所でボクと擦違うたがな」
「うあぁ、どないしょ、ワタシ、自分が恐いわぁ
昨日行ったことを、カズちゃんに聞くまで忘れてたんえ!
ワタシ、パパみたいにボケてきたらどないしょぅ」
「奥さんに聞いて、思い出したんやろ、ほんなら、ええがな」
「それが、いまだに思い出せへんねん。今日こそは行かんならんと朝から思ててん」
「思てたんやったら、行ってきたらどうや。『田辺』さんも怒らはらへんと思うよ。
行って、ちょっと揉んできてもうたらわ」
「行って揉んでもおたら、お金がいるがな」
「よお、分かったはるやんか」
その時、父がトイレからヨタヨタと出てきました。
「パパさん、パジャマがビショビショじゃん、ご飯を食べる前に着替えよ」
奥さんが言いながら父を茶の間に連れて行きました。
「ほんま、ありがたいわぁ、カズちゃんが、よお、世話をしてくれるから・・
ワタシ、いつも手を合わして拝んでるんえ、
なんやなアンタ、その手ぇは?」
「奥さんは『かみさん』やから拝む時には『御初穂料』をあげまさんといかんやろ。
『御初穂料』をこの手の上に置いてから、
『二礼二拍手一礼』して感謝の気持ちを表さんといかんのんと違うか」
「あほらしゅうて、あほらしゅうて、あほらし屋の鐘が鳴る~や」
母は私の手のひらをパチンと強く叩いてから茶の間に急いで行きました。
(お金の事になるとマダマダしっかりしたもんやなぁ~)
今日のお昼前のことでした。