ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
玉島のO様邸が今日7日(月)から『土台敷き』だと
小中井監督に聞いていたので
午前中には現場に顔を出そうと考えていた。
O様邸をたたくU棟梁にO大工とH大工が手ゴウに入るとも聞いていた。
それぞれ懐かしい人たちで、真面目で腕の良い大工たちだ。
現場に着くと、一番に目に入ってきたのは小中井監督だった。
ジーンズのつなぎにミツバチ小母サンのキャップをかぶり
大工連中に混ざり、一生懸命、木屑の掃き掃除をしていた。
『土台敷き』はあらかた終わっていた。
予め『ほぞ穴』や『仕口』はプレカット加工をしてあるので
大工の仕事は基礎に固定してある『アンカーボルト』に合わせて
『座ぐり錐』などで土台をくりあげ、
『座金』を敷いて『ナット』で固定してゆくのだから素早いものだ。
『土台敷き』が終わると大工たちは『土台』の上に『コンパネ』を張り
上棟に向けて『柱』と『梁』の『地組み』の準備に掛っていくはずだ。
木造建築の難しさはやはり現場施工の多さにあると考える。
その分、大工の腕とセンスと勘に頼る部分が多くなるからだ。
私が『棟上げの日』をある種の『お祭り日』だと考えているのは
プレカット加工が大きな要素になったとはいえ
木造の家には、まだまだ、携わる人の技術と叡智と気質が
完成度に重要な要素を持っているからだ。
その初っ端の日である上棟日にはお祭りのような高揚感がある。
O様邸の棟上げは5月11日(金)である。
今から胸の高まりを覚えている。