ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
昨日の夕食時のことです。
「アンタラ、テレビ見てたか?
九十過ぎてもシャンとしてはるおじいさんはなんぼでも居てはるもんやなぁ!
感心したわ
それに比べてウチのおじいさんは・・・ホンマ腹立つゆーたらアレへんわ」
夕食の食卓につくなり、オフクロさんがまくし立てました。
奥さんが夕食の準備が出来たと呼びに行っても
オヤジさんは直ぐに立とうとせずに、タバコを咥え始め
オフクロさんが手を差し出すまでじっとしており
廊下をオフクロさんにすがって歩くため、手が使えず
咥えタバコの息継ぎができず
椅子に座るとしばらく息を整えるのです。
「なんでイチイチ、ここえ来るのにタバコ吸わんならんのん
ハヨしよし、ゆうても聞かへんし、パパ、アンタ、人のゆうこと聞かへんのやったら
さっきのおじいさんみたいに、自分のことくらい自分でしよし
あのおじいさんなんか、旅行の計画までして、奥さんと一緒に行かはるんで」
「旅行くらいワタシでも行くわ」
オヤジさんが珍しく反論しました。
「何が行けるん、行けるもんかいな、こんな短い廊下でもヨタヨタしてるくせに」
おフクロさんが馬鹿にしたように言いました。
「ホンマやわ、オヤジさん、アンタ、一番近い『冥土の旅』にも
ナカナカ行こうしやはらへんのに、どこに行けるトコがありますかいな」
私は、すかさずチャチャを入れました。
「フェフェフェフェ」とオヤジさんは笑い返します。
こんな関西人のオヤジさんが好きですねぇ。