ただの相談役　気まぐれブログ

こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店　ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。

昨日の夕食は小中井君が加わったため
母がハイテンションでした。
食卓の話題を独占し
父への攻撃も舌鋒鋭く辛辣でした。

「ホンマ、この人、何にも云おうとせんのんよ。
寝てはる時に『返事してくれ』って云うてる訳やなし、
起きてておんなじテレビ見てる時くらい
返事してくれてもええんちがう？
あれだけ無視されたら
ええかげん頭に来てしもて
（絶対世話なんかしたらへん）って思うえ
さっきもテレビに尼崎で
ようけの人を殺さはった女の人がででたんよ。
『パパ、パパ、見てみ、あの怖い顔した女の人』
って云うてるのに、知らん顔をするんよ。
おかしいと思わん、アンタら？」

母が言っているのは尼崎市の
連続死体遺棄・行方不明事件の
角田某のことでした。
今まで、いろいろの事件に
いろいろの女性の顔写真が
出てきましたが
角田某の顔写真ほど
今回の事件のおぞましい内容に
相乗効果を与えている物はないでしょうね。

母の話に私も奥さんも小中井君も頷いていましたが
父は知らぬ顔の半兵です。

「な、そやろミンナ
こんなふうに無視するねん。
どう思う？」
「そらまぁ、テレビ見ても
横見ても
おんなじような顔があったら
しゃべる気にもなりませんわなぁ、オヤジさん」

「フェフェフェ」と父がホントに嬉しそうに笑いました。

ちょうど味噌汁を飲もうとしていた母は
笑いそうになり
汁が気管に入ったらしくて
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ」っと咳き込み続けました。

夕食後、居間のソファーでウトウトとしていますと
「お父さん、はやく寝室に行かないと」と
奥さんの声が耳元でしました。
「お父さんもだんだんパパさんに似てきたよ、ママさん」
奥さんの声が遠ざかると共に
私の意識も遠ざかっていきました。