ただの相談役 気まぐれブログ
上弦の月
201211.10
こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
アズキとの散歩の途中
空を見上げると上弦の月でした。
浴衣(ゆかた)の君は 尾花の簪(かんざし)
熱燗徳利の首 つまんで
もう一杯 いかがなんて
妙に 色っぽいな
吉田拓郎さんの『旅の宿』が
ごく自然に口の端に上ってきていました。
大学生の頃
いまは横浜中央図書館の館長をしている
神谷洋二君とお酒を飲みながら
歌ったのが最初だったでしょうか
40年も前の話です。
僕は僕で あぐらをかいて
君の頬と耳は まっかっか
ああ 風流だなんて
一つ俳句でも ひねって
部屋の灯りを すっかり消して
風呂のあがりの髪 いい香り
上弦の月だったっけ
ひさしぶりだね 月見るなんて
僕はすっかり 酔っちまって
君の膝枕に うっとり
もう 飲みすぎちまって
君を抱く気にも なれない
毎日夜半に散歩をしていても
毎日月は見ていないものなのですね。
ひさしぶりだね 月見るなんて。
執筆者:中井勝人