ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
「詐欺とペテンの大百科(青土社)」
乞食の偽札 通用のテクニック
1990年代に入って、長いこと「乞食の偽札詐欺」と呼ばれてきた、小さな軽食堂や安レストランを騙す手口が復活した。不況の時には、身の不運を嘆く人間にとって、商店主はいいカモになるのだ。失業中だという男が贅沢は言わないから何か食べさせてくれと頼むと、簡単な肉入りサンドイッチとコーヒーが与えられることが多い。男はまるで何日も食べていないようにガツガツと食い、それを見て、店主は人助けをしたといい気分になる。
食事が終わると、男は店主に大袈裟に礼をいい、ポケットにうっかり手を入れると口を拭おうとしわくちゃのハンカチを取り出す。とその時、畳んだ札がカウンターの上にポロリと落ちる。
男は急いでそれを取り返そうとするが、店主が彼の手首を掴み、睨めつけながら取り上げてしまう。札を広げた店主は、怒りを爆発させる。「50ドル、50ドルも持っているくせに、三日も食べていないと言ってただ食いしようとするなんて!」
すっかり気分を害した店主はレジに1ドル50セントと打ち込んで、乞食男にきっかりのつり銭を投げてよこすとぷんぷんしながら店から追い立てる。翌朝、前日の売上を銀行に入金する時も、店主はまだそのことで気持ちがくすぶっている。そこへ、窓口係がこの50ドルは偽札だから受け付けつけられないと宣告する。
店主は金切り声で、警察、財務省秘密検査局、海兵隊などを呼び始める。あの乞食を見つけて逮捕して48ドル50セント返させてくれ。
警察は辛抱強く、彼に事実を説明する。もしもその乞食が見つかっても、罪を犯した訳ではないのだから逮捕することはできない。彼は偽札を使おうともしていないのだ。厳密には、店主が食事代を払えと言って、無理やりその偽札を取ったことになる。店主は損失を被るしかないと知らされる。
文中に「乞食の偽札詐欺」と書いてありましたが
詐欺にはならないようですね。
勇気のある人は試してください。