ただの相談役 気まぐれブログ

現場回り
201211.14

こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。

一昨日、昨日と二日続けて現場に行った。

玉島のF邸は昨日から瓦屋の
越智さんが入ってくださっていた。
F邸はS字瓦の三色の混ぜ葺きの屋根になる。
お会いすると自然に笑顔になってくる
瓦屋さんご一家だ。

鴨方のS邸はクロスが仕上がった。
何種類ものクロスの貼り分けをされていた。
乙女チックな統一感であった。
「クロスは誰が選ばはったんや?」
「奥さんです。奥さん、可愛いんです」
(歳下のオマエが言うか)と思ったが
(さもありなん)とも感じた。
一方で
奥さんのお父さんとお母さんが
一生懸命、壁を塗っておられた。
漆喰の材質が『素人でも塗れる』もので
厚めでざらついていて
プロの腕を発揮できないので
お父さんには気の毒だった。

中畝のA邸ではU棟梁が
檜の八寸の大黒柱の養生をとっていた。
間取りのの構造上
LDKの中に柱を立てなければならなかった。
六寸の大黒柱を考えていた。
小中井監督が棟梁に聞いた。
「社長が六寸の大黒を考えているんですよ
どう思います?」
「六寸なら丸太
大黒というならなら
八寸がいいんじゃないです」
「社長、どうします?」
「角の八寸」
そんな経過で決まった大黒柱だった。
無節に近く艶やかで
八寸にして良かった。
「棟梁のおかげで余分に費用がかかったわ」
と憎まれ口を叩いておいた。
お客様大満足の家造りばかりではなく
施工業者大自己満足の家造りの部分が
あっても良いじゃないですか。

執筆者:中井勝人
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