ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
我が家の宗派は臨済宗妙心寺派です。
倉敷に来てからは天城の海善寺の檀家になっています。
臨済宗は禅宗ですのでお位牌に付ける梵字は
○で空(くう)を表しています。
禅寺には山門の前に『葷酒不許入山門』
と、刻まれた石碑が建っていることが多いです。
これが結界石で
『くさい野菜(ニラやニンニク)やお酒の臭いをさせて
山門に入ってはいけない』という意味です。
昔の人は『結界』を意識しながら生活をしていたようです。
『結界』とは聖なる領域と俗なる領域を区切る所ですが
公(おおやけ)と私(わたくし)を区切る所でもあります。
京町家に見られる『駒寄』や『犬矢来』も
この内側は「私」であるという一種の『結界』なのです。
『敷居』もまた『結界』です。
『敷居が高い』とは
相手に不義理をしていて
その人の家に入りにくいことですし
『敷居をまたがせない』とは
縁を切ることです。
『敷居を踏む』のがいけないことなのは
そこが聖俗・公私の境界である『結界』で
そに下には『神が宿る』という考え方があった
と聞いたことがあります。
神を意識して生活すると
日本人の風姿も
もう少しよくなってくるかもしれませんね。