ただの相談役 気まぐれブログ

最後の小中井君
201212.14

こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店 ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

ストーカー被害にあった女性の事を見聞きすると
何%かは女性の方にも責任があると思っていましたが
全く責任もないのに被害者になる可能性があることを
今年は実感させられました。

ユーリン・ホームで仕事をして頂いていたある業者。
ある日、奥さんが事務所に集金にこられました。
業者は人柄もよく、仕事振りもよく、感謝していました。
それで奥さんに上がって頂き、コーヒーを入れてお話をした。
それがいけなかった。
奥さんは主人と小中井君との仲を疑って様子見に来ていたのです。
「元請けがあれほど下請けに丁寧にするのは、やはりおかしい」
「社長が孫のことを話すのは娘を主人といっしょにしたいからだ」
こうなったらしい。
奥さんが帰ってしばらくして業者から電話が有りました。
「これから仕事が忙しくなってくるので
ユーリン・ホームの仕事は受けられない」
私も小中井君もキツネにつままれたような気持ちになりましたね。
その原因が奥さんの嫉妬のためだと業者に聞かされて二度びっくり。
奥さんのために年間600万円前後の仕事を捨てるのですから三度びっくり。
「奥さんは愛されていて、いいじゃないですか」
小中井君が思わず言った言葉に腹を立てて、夫婦で夜遅く電話をしてきたらしい。
「アンタのような若い人に生意気を言われたくない。謝ってほしい」
その時、業者まで奥さんに聴かせるように言っていたという。
「アンタとワシは何の関係もなかろうが」
(火もない所に煙を立てておいて、言う相手が違いませんか)
(なんで私が可愛い娘を「60代の妻と3人の子持ちの50代のオヤジ」の
嫁さんにしたいと考えていると思い込めるものなのか)
これのどこに、うちの落ち度があったのでしょうか。

最近、請負工事をお断りした人がいた。
紹介人がいたので紹介人を介して断った。
その夜、ひつこく携帯が鳴った。
そういうことをしそうな人間だと感じたので断ったのだ。
私もお酒を飲んでいたので「出ると録なことがない」と本能的に思っていた。
その夜、携帯のあとでFAXをしてきたらしい。
翌日読んだ。
「仕事を断るとはどういうことだ。株式会社ならケツを拭け」
何かあれば「ケツを拭け」と言いそうな人間だったから断ったのに
何もなくても「ケツを拭け」なのです。
こういう人間に対処のしようがありませんよ。

小中井君にも良い経験になった一年でした。
そしてこれが最後の小中井君の登場です。
次からは「千」となります。
「千尋」は「神隠し」にあったような気持ちがしています。

「私は娘がおらんでよかったわ。
娘はせっかく育てても
苗字が変わってしまうもんなぁ」
これは私の母の言葉です。

執筆者:中井勝人
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