ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
お風呂から上がって
居間に入って行くと
奥さんテレビに見入って
しんみりとしていました。
「どうしたんや？」
「『そうなんやなァ』と思って・・・」
「何が・・・？」
「うちにも もう
『小さい子がおらんのやなァ』
そう思ってたのです!!」
「そんな怒ったふうに
言わんでもよかろうが・・・
何やったら今からでも協力しよか？
若い頃は
『趣味は子作り
特技は離婚』って言うのが
ボクの自己紹介の時の
前振りやったぐらいやからなァ」
口を滑らせ
（しまった）と思ったときは遅かった。
こういう粗忽さが私にはあるのです。
「ケッコウです、いまさら・・・・
お父さんに言われんでも
お父さんが動けんようになったら
私のほうから別れます!!
子供らもミンナ
助けてあげると言ってくれてます!!」
こうなると今の奥さんは
自己抑制が効かなくなってきます。
怖いので慌てて服を着て
展示場に来てしまいました。
『子は鎹（かすがい）」という諺があります。
『鎹』は『コ』字型の
ホッチキスの針を
大きくしたような金物で
材木と材木をつなぎ合わせ
外れないように固定する建築製品です。
我が家では
三人の子供たちが
『鎹』となって
奥さんをつなぎ止めていてくれたのでしょう。
自分が（我慢をさせられている）
という状態になると
我慢をすることができなくなり
職業を転々と変え
自由気ままに生きてきた私に
奥さんが黙って
付いてきてくれたのは
奥さんの生来の優しさと
子供への愛情のためだと思います。
言葉では感謝しきれないほど
感謝しています。
しかし、奥さんは
歳を振るに従って強くなり
今では父や母や私の上に君臨する
暴君のような存在になってきました。
しばらくは
『豆腐に鎹・糠に釘』
で、いくことにします。
