ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
昨日、夕食後、居間でくつろいでいると
母がやってきて紙を差し出した。
「この二つが分からんのやけど
アンタは分かるか?
そら分かるわなぁ
アンタは頭ええもんなぁ」
紙には 意 合
地 □ 書 説 □ 事
体 人
というような問題が15問並べてあり
13問は□の中に既に漢字が記入されていた。
母は毎水曜日に羽島のハーモニーに行っているのだが
そこで出される『脳トレ』の問題が
一桁の足し算や引き算ばかりで
「馬鹿にしている」と憤っており
市からやって来られる人にもこぼしていた。
すると今日、3週間ぶりに行ったハーモニーで
漢字を□の中に入れて単語を作るテキストを渡されたそうである。
「アンタは頭がええもんなぁ」と言った時の母の顔に
(アンタにできるか)という、ちょっと皮肉っぽい笑いを見た。
「どれやな。この二つかいな
こんなもんすぐにわかるがな」
私は返事をしながらテキストを取り上げた。
「そんなに慌ててへんから
ゆっくりでええよ。
出来たら教えてんか」
母は私の言葉を軽く受け流して出て行った。
息子とはいえ60過ぎの初老のオッサンを
ためそうとする母も母であった。
幸いにも問題はすぐに解けた。
意図(いと)・図書(としょ)・図体(ずうたい)・地図(ちず)で□の中は『図』と
合法(ごうほう)・法事(ほうじ)・法人(ほうじん)・説法(せっぽう)で□の中は『法』とであった。
私は□の中に漢字を記入すると
茶の間に持っていった。
「ホラ、出来たで・・・!!」
私は少し得意げに言った
母とはいえ80歳半ばのオバアさんに
対抗心を燃やす息子も息子であった。
『この母にしてこの子あり』ですなぁ。