ただの相談役 気まぐれブログ

町の工務店
201306.06

こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

午前中に書いたブログで
「戸建て住宅の新規着工の約8割は
町の工務店が担う」ということの
根拠を示す本がありました。

私が漠然と考えていた事を
本というものは上手に
説明してくれるものです。

「正義という名の凶器」(片田 珠美・ベスト新書)より

 「強い被害者意識の背景には、深刻化する雇用の問題がある。これは、経済のグローバル化が進みつつある以上、特に先進国において避けがたい問題である。
 『フラット化する世界・・・経済の大転換と人間の未来』(トーマス・フリードマン著・伏見威蕃訳・日本経済新聞社)の中で、フリードマンは「世界のフラット化が進むと、デジタル化、オートメーション化、アウトソーシング(業務を外部に委託すること)できるものが、どんどん増える」と述べている。
 生き残るためには、自分の仕事がデジタル化、オートメーション化、アウトソーシングされることがない「無敵の民」にならなければならない。フリードマンによれば、「無敵の民」は二極化していく。
 第一は、「かけがえのない、もしくは特化した」人々である。こうした人々の果たしている機能は、きわめて特化しているか、だれにもまねができないことなので、「無敵の民」というわけである。
 第二は、「地元に密着」して「錨を下ろしている」人々である。職種はさまざまだが、特定の場所で仕事をしていたり、特殊な地場の知識が関係していたり、顧客との個人的な結びつきや相互交流があったりして、しっかりと「錨を下ろしている」ので、「無敵の民」なのである。

本来、家という物は個性的な物で
個々の個性を安全に守り
個々の個性を安心して育む器なのに
あらかじめ工場で部材を生産加工して
現場では加工を行わず
組み立てるだけの家
プレハブ(Prwfab)の家
Prefabricated Houseが
地元に密着して錨を下ろしている
町の工務店のように
個性的な器を造りうるはずがない。

私はそう考えています。

執筆者:中井勝人
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