ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
父が「あいあい園」に行った日の
夕食時の話題はいつも同じです。
「パパ 『完食されました』
と書いてあるけど
オカズは何やったん?」
「さぁ 知らんなぁ」
「『トランプゲームをされました』
と書いてあるけど
どんなゲームやのん?」
「さぁ 知らんなぁ」
「『中井さんは
もう一丁来い とか
これじゃあ とか
楽しくゲームをされたました』
と書いてあるけど
パパ アンタ
そんな下品な
言い方してるん?」
「さぁ 知らんなぁ」
「『知らん』って
連絡帳に書いてあるがな」
「ほんなら言うてるんやろ」
「パパ アンタ 家では
そんな言い方したことないのに
なんで言うようになったんえ?」
「ここらの人はおとなしいから
京都人は気を使こうて
そういう言い方するんやがな」
「オヤジさん
僕は京都人やとおもてますけど
そんな言い方しませんよ」
「大阪で働いてたから
大阪人になったんかもしれんなあ」
「アホらし 私 大阪で育ったけど
大阪人もそんな言い方しません」
「オヤジさんも
人生の三分の一近くを
岡山で暮らしてはるんやから
そろそろ岡山人にならはったら
どうですか?」
「ワタシはそんなに長生きしてるん?」
「ああ 長生きしてはりますよ。
京都人・大阪人の次に
故人にならはってもええぐらいですわ」
「故人ははまだ早いやろ」
「何言うたはるんですか?
新聞の『お悔やみ欄』見たら
9割がたはオヤジさんより
歳下の人ですがな・・・」
「ほんまかいな
そんならワタシ
80歳くらいになんのかいな」
「『何をおっしゃるウサギさん』
もう九十歳をとっくに過ぎてはりますがな。
オヤジさんが死なはったら
『故 故中井 勝』と
葬儀の案内状に
書いてもいいくらいですよ」
「そこまでせんでもええわいな」
「なっカズちゃん
パパ言うたら
マサトが話しかけたら
嬉しそうにしてるやろ。
ワタシやったら無視するくせに
憎たらしいジイさんやで・・・」
「ママさんが怖いんじゃわ」
「パパ アンタ
ワタシが怖いんか?」
「コワイ コワイ ホンマにコワイ!!!!」
みんなで笑うしかありません。
煮ても焼いても
食えない爺さんです