ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。
今日8月16日は
京都五山の送り火の日で
私の誕生日でもあります。
満の63歳になりました。
実家で迎え火を灯した日から
奥さんが毎朝料理を作り
お膳を仏壇にあげましてくれました。
暑くて物の傷みやすい時期ですので
あげましたお膳は
ご飯が冷めて
湯気が立たなくなったら
下げるのですが
それだけのことに
いつもより早く起きて
ご先祖様を
供養してくれる奥さんに
心の中で
手を合わせています。
歳を重ねるということは
亡くなった人を身近に感じ
親しみを抱くことだと
だんだん分かってきました。
これは伸び盛りの青年期や
家庭・家族を守ることに
労力を注ぎ込まねばならない中年期には
思いもしない感情です。
ご先祖がいて
今の私がいる。
やがて私も
ご先祖のそばに行く。
そこは安心立命の世界。
ご先祖を大切に思う気持ちが
ごく自然に湧き上がってくるものです。
そして残る余生は
ご先祖の顔に泥を塗るような
無様な生き方だけはするまいと
自己規制をし始めるようになります。
それにしても
私の父方の祖父は
若死にでした。
行年63歳。
穏やかな律儀な人でした。