ただの相談役 気まぐれブログ

「はんなり」と対応
201308.29

こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

今日29日(木)の
読売新聞朝刊の
『時代の証言者』に
会社経営のことで
私の考えている事と
ぴったりの事を
佐竹 力総(りきふさ)さんが
書いておられました。

佐竹 力総さんは
京懐石・美濃吉の社長です。

美濃吉は創業が
8代将軍徳川吉宗の
享保(1716~1736)だという
京料理の老舗(しにせ)です。

 (略)経営は維持していくだけでも大変なこと。私は失敗の経験を踏まえて、ズバリ「規模の拡大の放棄がポイント」と力説します。(略)京都では「○○とできもんは大きくなるとつぶれる」と、昔から言われてきました。○○には、それぞれの生業が入ります。(略)
 その通りだと思います。要するに、自分の器に応じた適正規模を見つけることです。小規模個人経営の(略)場合、経営者の目が届く範囲で、お客様に質の高い料理(ユーリン・ホームだと家)とサービスを提供することが、生き残る道だと思うのです。
 京言葉に「はんなり」という表現があります。時間を忘れて気遣いなく、ゆっくりしておくれやすという時に、私は使います。
 (略)「発展よりも充実。そして、オンリーワン企業を目指すこと」。私は、(略)そう言っています。

京都の老舗といいますと
司馬遼太郎さんがある料理旅館(?)で
女将さんに尋ねた話を読んだことがあります。

「創業はいつですか?」
「テンショウどすえ」
「アァ大正ですか」
「いいえ 天正どすがな」

天正というと1573~1592ですから
430年ほども昔の創業となります。

私は一度しか行ったことはありませんが
「山ばな平八茶屋」も天正年間創業だと聞きました。

「継続は力なり」は真理です。

ユーリン・ホームも「はんなり」と
お客さんに対応しています。
ご契約も締結していないのに
地鎮祭をしたり基礎着工をしたりして
お客さんを慌てさせたこともありました。

家の建築途中の現場で
ユーリン・ホームほど施主さんと
会っている建築会社はないと
業者・職人さんが驚きますが
家造りも「はんなり」しているからでしょうね。

 

執筆者:中井勝人
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