ただの相談役 気まぐれブログ

黒猫
201403.19

こんにちわ
「発泡ウレタン注入断熱だけにはこだわる
自由設計の家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

「最近の若いお医者さんは
結核の症状がわからないんだって???!!!」
「一時 無くなっていたからなァ
近頃 結核が増えてきたらしいね」

ついこの間そのような会話で
結核のことを話題にしたのに
誰と話したかを忘れてしまっています。

次女だったとは思うのですが・・・・・。

結核(正確には肺結核)は昔
労咳(ろうがい)と言って
死病でした。

私の出身地の京都は
労咳が死病だった頃の罹病率が
全国1位だったそうです。

年頃になって
性欲が旺盛になっても
発散できないでいると
ウツ状態になって
労咳になるのだなどと
聞かされたことがあります。

だから若い人がかかる病気だ
というのです。

労咳というと
1-1-34.jpg私は竹下夢二を
思い起こします。

『黒猫』の絵が
あまりにも有名だからです。

そして
この黒猫を抱いた女性も
(労咳だったに違いない)と
推察しています。

肌が抜けるように白く
線が細くて弱々しい見かけだけではなくて
黒猫がいるからです。

江戸時代には
労咳の治療には
黒猫を飼えば良いと
信じられていたようなのです。

夢二の時代なら
その俗信が
生きていたのでは
ないでしょうか。

黒を飼う   のは させたいが   高じたの

これは江戸川柳の中の破礼句(ばれく)です。

江戸時代には男と女の言葉遣いが異なっていて
「する」は男で「させる」は女なのです。

これ以上は書きません。
破礼句の意味は自分で考えてください。
これ以上書くと
「老害だ」と千に叱られそうです。

 

執筆者:中井勝人
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