ただの相談役 気まぐれブログ

印象派で「近代」を読む 
201511.20

35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマ。

昨日の私のブログを読んでpisaro.jpg
千が言ってきました。

『怖い絵で人間を読む』を
買ったんですか?
私も読みたかったので
読んだら貸してください!」

それなら本代を折半にしようじゃないの・・・
という話にはなりませんでした。

絵画の写真が多く載せられている本なので
新書本にしては高いんですよね。

カミーユ・ピサロ 『テアトル・フランセ広場、雨』

『印象派で「近代」を読む』も
読み終わりましたので  
こちらの本も読むとよいでしょう。

私なんかは西洋絵画と言えば印象派で
特に『モネの睡蓮』などはその代表格です。

『印象派が好まれるわけは、美術館めぐりをすれば誰もが感じると思います。それ以前の作品群の、歴史や意味のぎっしり詰まったくらい画面を見続けてから印象派コーナーにくると、何となくホッとする)フランス料理のあとの、一口干菓子みたい)。格段に画面が明るい上、考えることも知識も要求されない気楽さがあるからです。』

この文章を読んで『なるほど』と一人うなずきました。

印象派の絵画が日本とアメリカで特に人気があるのは
日本にはキリスト教的な素養が無いし
アメリカには歴史そのものが無いし
そういったものの不必要な印象派の絵画が
見ていて安心できるからでしょう。

ためになる中野京子女史の本でした。

執筆者:中井勝人
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