ただの相談役 気まぐれブログ
完全見開き広告
201601.05
35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマ。
今日5日(火)の読売新聞朝刊の『完全見開き広告』。
「死ぬときぐらい
好きにさせてよ」
人は必ず死ぬというのに。
長生きを叶える技術ばかりが進化して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。
せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。
唖然・茫然・愕然の広告でした。
広告主は『宝島社』。
写真の女優さんは「樹木希林」さんです。
存在感のある女優さんですが
30年ばかり以前
四条河原町の交差点で
視線を交わしたことがありました。
魔法使いのお婆さんのような
ザックリとした服装で全身を包み
ぶつかりそうになり
驚いて顔をあげられて
初めて「樹木希林」さんと
分かりました。
小柄な
本当に小柄な女性でした。
せめて美しく輝く塵になりたい。
私の欲でもあります。
執筆者:中井勝人