ただの相談役 気まぐれブログ
オンリー・ワンの家造り 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
生まれ故郷の熊本で隠棲生活をなさっておられる
ヤマホンの前社長の野口氏が来岡されて
忙しい合間を縫って顔をお見せ下さいました。
帰郷されて1年後に熊本地震に遭遇され
安否をお尋ねした記憶がありますので
2年ぶりにお逢いしたことなりますでしょうか。
私となら2歳しか違わないのに
相変わらず若々しく精悍で
笑顔の魅力的な紳士でした。
お土産にいただいたのが
『くまもと名物 正観寺 松風』
「日本一うすい和菓子」です。
意匠説明(外箱包装紙)
元弘三年第十二代菊池武時は、後醍醐天皇から
鎌倉の北条氏討伐の命を受け、博多の北条英時を
責めましたが、かねての約束を、少弐、大友氏に
破られ、武時は討死を決心し、この絵にある様に
「袖が浦」でわが子武重を呼び「父はここで討死をする。
お前は菊池へ帰り天下の為、菊池一族の再挙を図れよ」
と諭しました。武重は父の言葉に涙を流し、父の姿に
別れを惜しんだのであります。武時は妻子にあて、
よろいの袖じるしを切り取り下記の詩をしたためました。
ふるさとに 今宵ばかりの 命とも
しらでや人の 我をまつらん
…………………………………………………
左の写真は
松風に入っている
パンフの中の
野口氏のお兄さんで
正観寺 丸宝
三代目店主
野口征治郎氏です。
松風という薄くて
長方形の菓子は
鎧の草摺りなどの
小さな板を
模したものかと
今 思いました。
そして
野口氏は菊池氏の流れなのかとも・・・・・・。
蛇足ですが
御兄弟は相変わらず
似ておいでですが
今のパンフのお兄さんは
以前のパンフのお兄さんより
少しやせられたように
お見受けします。
野口氏とお会いできて
有朋自遠方來 不亦樂乎
の思いが沸々とわいてきました。
私はこの
『朋(とも)有り遠方自(より)来る 亦(また)楽しからず乎(や)』の
自(より)から字を頂いて息子の名前を『自人(ヨリト)』としました。
息子の名前を「自人」にして良かった
喜びにあふれた名前だと
昨日ような邂逅を得ますと
心から思えるものです