ただの相談役 気まぐれブログ
オンリー・ワンの家造り 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
今日は七月七日。
(一日中雨かな?)と朝刊を取りに行き
(せっかくの七夕なのに・・・)と
少し雨に濡れて思いました。
読売新聞の『編集手帳』に
『洗車雨』のことが書いてありました。
7月6日に降る雨のことだそうです。
彦星が織姫と逢うために
『天の川』を渡る時に使う牛車を
洗った水のしずくが散って落ちてきて
雨となるから『洗車雨(せんしゃう)』。
昨日も雨でした。
昨日の彦星はウキウキとして
牛車を洗っていたのでしょう。
荒波や 佐渡に横たふ 天の川
「窓を押し開けて、しばし、これまでの旅を考えていると、
日はすでに沈み、月がほの暗く輝き、
天の川が中天にかかって星がきらめいている。
沖の方から運ばれる波の音は魂を削るようで、
訳もなく悲しみがこみ上げてきて、眠れない」
芭蕉が『天の川』の句を作った時の心境を記したものです。
歳をとると若い頃とは一年一年の重みが違ってきます。
芭蕉は
そんな重い一年の年に一度
彦星と織姫が出逢う七夕の日に
想いを馳せている
と考えるのは
考えすぎでしょうか?
七夕伝説のある『天の川』は
今は星がきらめいていても
七夕にはどうなるのだろうかと
訳もなく悲しみがこみ上げてくる。
これが七月七日に作った句でしたら
『天の川』を見ることのできた芭蕉が
眠れないことはなかった
と思うのです。
七月七日の七夕に降る雨は
『天の川』を渡らせなくして一年に一度の
彦星と織姫との逢瀬を邪魔する
雨だから『催涙雨(さいるいう)』。