ただの相談役 気まぐれブログ
オンリー・ワンの家造り 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日は
ほぼ半日をベットで寝転んですごしましたので
『日本語教室(井上ひさし 著・新潮新書)』を
読み終わりました。
この本は生前の井上氏が
上智大学の『日本語講座』で
お話になった内容の
書籍化ですから 本当に
読み易かったです。
そして 勉強になりました。
少し長いですが引用しておきます。
言葉は道具ではないのです。第二言語、第三言語は道具ですが、母語=第一言語は
道具ではありません。(略)母語は道具ではない。精神そのものであるということがわかってきます。
母語を土台に、第二言語、第三言語を習得していくのです。ですから結局は、その母語以内でしか
別の言葉は習得できません。ここのところは言い方がちょっと難しいのですが、母語よりおおきい
外国語は覚えられないということです。(略)外国語が上手になるためには、日本語をしっかり――
たくさん言葉を覚えるということではなく、日本語の構造、大事なところを自然にきちっと身につけて
いなければなりません。
井上氏が日本簿の乱れを嘆かれる根本は
上記の様な思いからです。
為になる本でした。