ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
『安倍晋三の真実』を読み終えました。
『安倍嫌い世代の「バブル」』
という章が興味を引きました。
著者・谷口智彦氏は
本書を手にしているような人は
そうでもないでしょうが、安倍晋三
という人物を本能的に嫌う人たちが
確かに存在します。
という書き出しで安倍嫌い世代を
抽出しています。
著者に言わすと
英語で「イン・ザ・バブル(in the bubble)」
という言葉があり
自分を風船玉の中に閉じ込めて、
外の世界は膜がかかったみたいに
ぼやけて見えている状態、
外で何が起きているか気にせずに
やっていける状態のことだそうです。
日本が高度成長を初めてから終わるまでの期間は
1950年の朝鮮戦争の始まりから
1973年の第一次石油危機の終わりまでの期間だ
と著者は言います。
この期間の最後、大学紛争の時代に、
(授業がありませんから)デモに行くか
麻雀屋・パチンコ屋に行くかしていた男子学生と
邪魔だからデモに入れず
指をくわえていた女子学生たち
就職や親の目を気にして
要するに
デモが怖かった世代がいます。
今ちょうど60代半ば以上の世代がその世代で
形相は必死
でも
捕まる心配はなく安全な行為と分かっていて
官邸前にやって来る世代だそうです。
高度成長と自らの成長を見事に同期させたこの世代は
「バブル」の中で大きくなった世代で
平和とは生まれた時から空気のようにそこにあり
米国が日本の変わりに守ってくれているものだなどと
一度も思ったことのない世代なのです。
文藝春秋のような月刊誌や週刊文春のような週刊誌
紙媒体としての朝日・毎日・東京などの新聞をよく読み
大手新聞テレビの世論調査にも律儀に答えてやろう
と思う自宅の居間のいる人の多くは上記の世代で
この世代が「安倍嫌い世代」なのだ
と著者は指摘していました。
同じ反戦といっても
生き死にを実体験し
ゴロゴロと死体が転がっているのを
見聞きしてきた親世代とは違い
私たちの世代は観念論的反戦で
安全な立場に自分を置いた
フォークソングで歌う反戦論者です。
私自身のことを
指摘されているような
気持ちになりました。
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今朝 事務所に来ると机の上に
ケーキの箱と本が置いてありました。
「名古屋コーチン」
しっとりほろ苦、
ちょっと贅沢なリンクケーキです。
Rich pudding sweets
連島のT中さんが単身赴任先の岐阜から
お休みで帰宅された途中で
買って来て下さったお土産だそうです。
T中さん・・・いつもお心遣いを頂き
本当にありがとうございます。
年末にご挨拶にお伺いしてとき
棟上げの時には奥さんに抱かれていたボクが
腕白盛りの2歳児になっておられ驚いたものです。
これからも末永くお付き合いを
よろしくお願いいたします。
『「その日暮らし」の人類学(小川さやか 著・光文社新書)』
注文した記憶がなかったので
戸惑いましたが
中を見ると読みやすくて
内容も新書的深みもあり
買って良かった本のようです。