ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
この世をば
わが世とぞ思ふ
望月の
欠けたることも
なしと思へば
今朝の月を観ると同時に
頭に浮かんだのが
この藤原道長の歌でした。
男性の平均寿命が
50歳くらいの時に
62歳まで生き
長命で 外祖父として
権勢をふるった人ですから
満月のように
何も足りないものはない
と詠んだ気持ちも分かります。
しかし
自分の人生が望月のようだ
と思ったときから
月が欠け始めるように
道長も体調を崩していったようです。
・喉が渇いて大量に水を飲む
・痩せて体力を無くしていく
・背中に腫れ物ができる
・視力が衰えて物が見えなくなる
道長の晩年の様子を書いた
「小右記(藤原実資)」の記述から
道長の死因は糖尿病の合併症と
推察されているようです。
平安貴族の道長は
家系に糖尿病の気があり
肥満・運動不足・ストレス
にも曝されていて
結構病に苦しんで
亡くなったようです。
満つれば欠ける世の習い
満月の下を歩きながら
そんな事を考えていた
今朝の散歩でした。