ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
昨日6月3日(月)は
H井様邸の屋根勾配が7寸
(1㍍で70㌢上っていく勾配)なので
「瓦工事に入る前に屋根足場を掛ける」
と監督のダイゴに聞いていました。
その為
行く予定は無かったのですが
「あれくらいならできる」と
越智さんが現場に入ったと聞きましたので
H井様邸の様子を見に行くことにしました。
気の早い越智さんは
屋根ルーフィングの施工中でした。
ルーフィングは厚さ1㍉ほどですが
野地板の上に敷き詰めることで
どうしても隙間のできる瓦では
沁み込んできてしまう雨から
野地板の濡れるのを防ぐという
雨漏りのしない家造りの
一助を担っている部材です。
.
陣中見舞いを持って伺うと
近寄って来られましたので
越智さんに尋ねました。
「屋根足場がなくて大丈夫?」
「『安全対策をするまで工事をするな』と
監督さんに言われましたので
今日はできる所だけをしています」
「そう・・・それは良かった
それから・・・
チヒロから聞きましたけど
この度は無理を聞いて頂き
ありがとうございました」
「従兄妹の家だから・・・」
という私の嘘を知りながら
越智さんは私の意を汲んでくれました。
「社長から言われた初めてのお願いですもん
聞かない訳にはいかんでしょうが・・・」
ユーリン・ホーム創業以来
今まで付き合いが続いている業者は
越智瓦店だけです。
柔和な対応はするのですが
下請けや業者の立居振舞に厳しい監督の
ダイゴの目にも適っているのでしょう。
それだけ越智さんは
瓦職人としての腕も態度も
確かだという事なのです。
大工や監督の中には
横柄な者も多々います。
越智さんも屋根工事で
現場近くに車を置いた時
「屋根屋風情がどこに
車を置いとんじゃ!!!」と
大工にどしゃげられたことが
あったと言います。
ダイゴは大工時代から
そのようなことが無く
出入り業者からの人望も
厚かったようです。
ダイゴと一緒に仕事を
するようになった時
「元請けだからと言って
絶対に偉そうにするな」と
教訓めいたことを言ったのですが
杞憂でした。
客あしらいは決して上手ではありませんが
裏表が無くて誰に対しても誠実なダイゴが
監督をする家つくりは安心ができます。
また
工事のために出入する職人・業者
みんなの気持ちの優しさが
優しく住み心地の良い家を造り上げる
私はそう信じています。
H井様邸もきっと良い家にでき上がる事でしょう。