ただの相談役 気まぐれブログ
思案六法見ずに引け
201908.30
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
『とてつもない失敗の世界史
(トム・フィリップス 著
禰宜田亜季 訳・河出書房新社)』
という本を堤堯氏が
推薦されているのを読みました。
買おうか買うまいか
思案六法
悩みどころです。
歴史に残るヘマの数々を
古今東西に渡って渉猟しているとなれば
私の好きなジャンルです。
毛沢東は全人民に号令して四害駆除運動を励行した。
蚊はマラリア、ドブネズミはペストを広め、ハエは鬱陶しい。
スズメは年に四・五キロの穀物を食べる。百万羽を駆除すれば
六万人の食ぶちが賄える。
というわけで推定一億羽のスズメを殺戮した。ためにイナゴが
大発生して作物を食い荒らし、大飢饉で三千万人が死んだ。当時、
中国訪問から帰国したサヨク文化人が、「中国にはハエもいない」
と礼賛した。
中国戦線から命を拾って帰った小欄の父親は言った。
「ハエもいない? そりゃ大変だ。中国人はハエのたからないモノは
食べない。よほど食いものがないんだよ」
思案六法見ずに引けとなりそうです。
執筆者:中井勝人