ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
「お父さん…
明日はオール・ナッシングの日よ
覚えとる?」
昨日の夕飯時に
奥さんが尋ねてきた。
「ギブアップ…ユウ?」
「好きにすりゃぁ~ええが…」
と言う経緯があり
今日月曜日は断食日。
そんな奥さんが今朝は出勤時に
玄関先まで見送ってきた。
断食で料理を作らなくても良いので
機嫌が良いのだろうと思っていると
話し掛けてくる。
「お父さん…
明日から消費税が上がるんじゃけど
お酒買っとく?」
「買っときゃええがな…」
「ハイっ」と手を揃えて出した。
財布からなにがしのかのお金を出して
手渡す。
「これみんなお酒代?」
「酒は和ちゃんがええと思おただけ
買(こ)うたらええが…」
「ホント…じゃったら5本…3本じゃな」
門の所までやってきた。
キンモクセイが満開だった。
「トイレの匂いじゃなぁ~」
「なんでそんな汚い事言うの…」
「汚いって…トイレの芳香剤は
キンモクセイの匂いじゃろうがぁ」
「汚い奴…なぁタント…」
奥さんを護るようにタントがいた。
「キンモクセイがトイレの匂いじゃって…
おかしいんじゃない…なぁタント…」
ひつっこい奥さんだったが
腹に何も入っていない私には
怒鳴る元気もわかなかった。
断食をすると気持ちから
やせ細っていくようだ。