ただの相談役 気まぐれブログ

男はつらいよ
202003.17

アナタの隣りの工務店
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

今日の深夜の0時過ぎに
喉の渇きで目覚めて台所に行き
ポットの湯をマグカップに注ぎ
居間に入ってテレビを点けると
NHKプロフェッショナル仕事の流儀
「~コメディアン萩本欽一~」
が始まるところだった。

テレビに見入った。

萩本欽一氏が情熱をもって
無名の芸人や俳優に笑いのツボを教え
時として脱水症状で動けなくなっても
水を飲んだり酸素吸入をして休み休み
老いと闘いながら笑いを追い求める姿を
画面では映し続けていた。

あと8年すれば萩本欽一氏と
同じ78歳になるのだが
その頃の私が彼のように
新しいことを生み出そうと
情熱的になれるものだろうかと
感動しながら思いつつも
何となく役者やコメディアンで
名を成した人の性(さが)を感じていた。

 ボクサーはいいよなァ、
 タオルを投げてくれる人がいるからね。
 役者は自分でタオルを投げなきゃならないから。

渥美清氏の言葉である。

最後の方では
香具師の寅さんが
持っている旅行鞄は
発泡スチロールで
軽くなるように作っていた
と聞いたことがある。

ロケで泊った宿の女将が
差し出す色紙に渥美清氏は
ペンを持とうとしなかった。

癌に冒されて体力と気力が
消尽していたのだという。

引き際を自分で判断をし
わが身にわが手でタオルを投げることの
難しさを教えてくれるエピソードだった。

まさしく「男はつらいよ」なのだ。

執筆者:中井勝人
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