ただの相談役 気まぐれブログ
アナタの隣りの工務店
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
我が家のネコのミーが体調不良で
あちこちでゲロをはいて困っている。
「捨てに行くぞ‼‼‼
国によっては
ヘビと一緒に煮込まれて
『竜虎料理』にされるぞ」
と憎まれ口を聞きながら
日本も明治の頃は
ネコを食う種族がいたと
『吾輩は猫である』に
書いてあったことを
思いだしていた。
吾輩は猫である。名前はまだない。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所で
ニャーニャー泣いていた事だけは
記憶している。吾輩はここで始めて
人間というものを見た。しかも
あとで聞くとそれは書生という
人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
この書生というのは時々我々を捕まえて
煮て食うという話である。
話はそれる。
ここまで『吾輩』を書き
声を出して読んでみると
文章にリズムがあることが
よく分かる。
また話はそれる。
阿川佐和子さんの
『強父論』の中に
父が娘に文章指導する箇所が
書かれている。
「それからここ。
だった、だった、だった。
だったが三回も続いている。
安機関銃じゃあるまいし」
「ほお……」
「あと、に、に、に、に、
『に』を四回も続けて、
ニイニイゼミじゃない。
こういうところに
神経の届かない文章は
ダメだ」
「はい……」
センテンスごとに
語尾に変化をもたせること。
同じ語尾を続けないこと。
文章においては
「神は語尾に宿る」
そうな。
我が家のネコのゲロから
話が飛んでしまった。