ただの相談役 気まぐれブログ

大関・貴ノ花
202102.19

オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

「お相撲さんで誰が好き?」

「貴ノ花」

躊躇なく答える。

同世代に
横綱・輪島や横綱・北の湖がおり
戦績だけなら見劣りするが
相撲内容からだと
決して見劣りはしなかった。

昭和47(1972)年初場所の
横綱・北の富士との一戦.

北の富士の外掛け
関脇・貴ノ花が
粘り腰で跳ね上げながら
両者重ね餅で倒れていく。

貴ノ花が下になったまま
両者土俵に倒れ込む寸前に
体が上の北の富士が
右手を伸ばして
土俵に手をつき
落ちる衝撃を防いだ。

行司は
貴ノ花の腰は
打っちゃりで生きており
北の富士の手は
堪え切れずに出した突き手だと
貴ノ花に軍配を上げた。

しかし 物言い。

結果は
貴乃花の体は死に体
北の富士の手は庇い手

行司軍配の差し違い。

北の富士の勝ちとなった。

あの取り組みは
貴ノ花の勝ちだったと
今でも私は信じている。

その貴ノ花が昭和56(1981)年
初場所7日目に引退をした。

本日大関貴ノ花が引退をしました

杉山アナウンサーが大相撲中継で
涙交じりの声で伝えた。

精一杯重い荷物を背負って
下りのエスカレーターの
階段を
登るような
そんな努力をした男です

相撲解説者の玉ノ海梅吉さんの
言葉だった。

貴ノ花は中学卒業後
兄の元横綱・若乃花の興した
二子山部屋に入門し
兄弟子たちに可愛がられ
無理やり酒を飲まされ
内臓を壊して 生涯
太れなかったと聞いた。

今日2月19日は
その大関・貴ノ花の生まれた日だ。

昭和25(1950)年生まれで
私と同じ寅年。

生きておられたら満71歳。

土俵で堪える姿の美しい
お相撲さんだった。

「今のお相撲さんだったら
誰が好き?」

「大人花(ヒロトハナ)」

オシメ姿の似合うお相撲さんだ。
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執筆者:中井勝人
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