ただの相談役 気まぐれブログ

男雛(おびな)はどっち?
202103.03

オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日 台所にいると
奥さんが玄関先から
大声で尋ねてきた。

「お父さん‥‥男雛はどっち?」

「いったい何や?」

玄関に行くと奥さんが
下駄箱の上に
土鈴の男雛・女雛(めびな)を
飾ろうとしていた。

21doreibina03.jpg

「そら‥‥男雛が向かって右や」

宴席でも上座下座があるように
お雛飾りも座る場所に上下がある。

京都御所の紫宸殿を模した雛壇。

お内裏様とお雛様
二人ならんですまし顔

お内裏様が向かって右で
お雛様が向かって左が
京雛の飾り方なのだ。

男雛と女雛は
明るい南に面して
北に座っておられる。

南面北坐。

東から昇ってきたお日様の
最初の光を浴びるのは
北坐の右側で南面の左側の
男雛なのである。

そして
男雛から見渡すと
左側の方がより重要で
位も高いのだ。

この左右が分からないと
京都の左京区と右京区の
位置関係も分かりづらくなる。

左近の桜と右近の橘も同じ。

左大臣と右大臣の
位の高いのは左大臣。

その左大臣と右大臣との
座る場所も由縁も分からない。

すこし白酒めされたか
あかいお顔の右大臣

白髪で肌色の護衛の随臣を
男雛から見て
四段目の左に置いているなら
この随臣は本当は左大臣だ。

今日はたのしいひなまつり

執筆者:中井勝人
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