ただの相談役 気まぐれブログ
オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
今日は奥さんへの
プレゼント・デーだった。
8時過ぎに
宅配業者が段ボール箱を
届けてくれた。
娘たちが贈ってくれた
IHヒーター用の
フライパンと鍋だった。
キッチンの鏡面の色と
張替えたイスの革の色とに
マッチした色の
フライパンと鍋を
娘たちは選んでいた。
3月25日の引越し以来
一度もオカズを
作ってもらえなかった。
今夜は
金山のタレで作った
少し辛めの野菜炒めで
焼酎を飲みたいものだ。
9時半には帯高の
アルトウェーブスズキ販売まで
奥さんにアルトを
運転させて出かけた。
スズキでは妹尾店長が
新しいアルトを準備して
待ってくれていた。
2月21日(日)に児島通生の
S井様邸のリフォーム前の
お祓いに参加するために
奥さんのアルトを借りた。
運転をしながら
えらくガタガタすると感じた。
7年前に
奥さんが癌で入院中に
買ったアルトだった。
車検が4月になっていた。
通生からの事務所に帰る前に
スズキ販売に立ち寄り
妹尾店長に相談した。
「歳をとったら同じ車種の方が
運転に慣れているからよいですよ」
その場でアルトを契約をした。
その新しいアルトの入庫日が
今日4月9日(金)だったのだ。
「そんなこと‥‥
先に言ってくれていたら
アルトの汚い荷物を
片付けとくのに‥‥
いやじゃ‥いやじゃ」
私は奥さんを驚かそうと
内緒にしていたのに
奥さんの開口一番の発言が
古いアルトを掃除していないという
お叱りの言葉だったのには驚いた。
古いアルトは
鍵をキーホルダーに差し込んで
右に回すと
キュル‥キュル‥キュルと音がして
エンジンがかかった。
新アルトはキーシリンダーレスだった。
プッシュスタートなので
奥さんはそれも不安らしかった。
「怖い‥怖い‥怖い‥‥
今日はこの車はよう運転せん」
必死に運転をして
スズキから事務所に帰ると
斜めに止めたままの車を
直しもせずに
奥さんは運転席を
離れてしまった。
車は鍋釜ほどにも
喜ばれなかった。
プレゼントはもらえる日が
決まっていて
プレゼントへの予兆も
近づくから
ワクワク感も
高まっていくものなのだ
とよく分かった。
熱き抱擁までは
望むべくもなかったが
感涙の一滴も有らばこそだ。
何の変哲もない反応の
アルトのサプライズだった。